こちらは、1964年に開催されたニューヨーク万国博覧会を記念して制作された、レディ・キロワットが描かれたハンドミラーです。ミラーには、万博会場の象徴的存在であった「タワー・オブ・ライト」と、ゼネラル・エレクトリック社が推進した「トータル・エレクトリック・ホーム」プログラムのマスコットキャラクター、レディ・キロワットが描かれています。
1964年のニューヨーク万国博覧会は、「平和を通じた理解」をテーマに、科学技術と豊かな未来の暮らしを世界に示した大規模なイベントでした。その中でゼネラル・エレクトリック社は、電気によって家庭生活がどこまで快適で近代的になるかを体験できる展示を行い、「トータル・エレクトリック・ホーム」はその象徴的なプロジェクトとして注目を集めました。タワー・オブ・ライトは無数の照明で輝く巨大な構造物で、電気がもたらす未来への希望や技術力を視覚的に表現した存在です。
レディ・キロワットは、1920年代後半に誕生した電力会社の公式マスコットキャラクターで、電気を親しみやすく伝える役割を担ってきました。このハンドミラーでは、そんなキャラクターが未来志向の万博モチーフと組み合わさり、当時のアメリカが描いていた「明るい電化社会」の世界観をそのまま閉じ込めたようなデザインとなっています。
実用品としてのミラーでありながら、単なる日用品にとどまらず、アメリカンミッドセンチュリーや万博文化、企業広告史を感じさせるコレクタブルなアイテムです。ドレッサーやデスク周りに置くだけで、60年代らしい楽観的な未来像とポップな広告デザインの空気感を演出してくれます。
アメリカンヴィンテージ、ミッドセンチュリーモダン、企業キャラクター、万国博覧会アイテムが好きな方には特におすすめできる一品で、実用とディスプレイのどちらの用途でも楽しめる、時代背景の詰まった記念アイテムです。
縦:5.5㎝ 横:8㎝


