イームズと聞くと椅子の名前と思う人も多いと思いますが、実はデザイナーのチャールズ&レイ・イームズ夫妻のラストネーム(=苗字)からきています。
インテリア業界ではイームズをデザイナー名として使うことよりも、彼らがデザインした家具そのものを指すことが多いです。
イームズが世に生み出したデザイン家具の大半は椅子でした。その中でもシェルチェアが最も代名詞とされています。
イームズは1950年代(ミッドセンチュリー期)、アメリカのオフィス家具メーカーであるHermanMiller(ハーマンミラー)からのオファーにより、数多くの家具をデザインしました。
当時では最先端技術を使用したデザインでしたが、現代のようにコンピュータによるデザインではなく、手や体でシルエットを確かめ、オーガニックと形容される優しいシルエットに仕上がっている椅子が多く、大きな話題となりました。
この時代に登場した家具をミッドセンチュリーという言葉で括られるようになったのは何十年も後のことです。